映画「Fukushima50」それは、3.11から原発で戦い続けた50人
Amazon Prime Videoを見てみた感想
2011年3月11日金曜日 午後2時46分 東日本大震災発生
マグニチュード9.0、最大震度7という巨大地震が起こした想定外の大津波が、福島第一原子力発電所(イチエフ)を襲う。
3.11から原発で戦い続けた50人を海外メディアは、「Fukushima50」(フクシマフィフティ)と呼んでいたそうです。
2021年の今からちょうど10年になります。
被災された皆様、心からお見舞い申し上げます。
でゅんこは当時25歳、あの日のことは決して忘れないと思い込んでいました。
だって、福島第一原発が爆発した瞬間をTVのニュースで見てもう東日本は終わりだ。
東日本にいる友人たちが、放射能汚染から逃れるために関西に逃げてきた時は、当時整体のお店を1店舗ですが経営していたので、ホテルなどの宿泊所が見つかるまでまたはお金がなくて泊まるとこがなければ夜の寝泊りだけでも提供しようと考えていたし
また、募金箱を持ち集めた募金を日本赤十字社に送金したことなど鮮明に記憶に刻んでいるつもりでした。
しかし、夫に地震って夜か朝に起きるイメージがあるよね。
阪神淡路大震災の時も寝てた時に下からドンと突き上げられて横揺れして布団にかぶりながら揺れが収まるのを待ったよね~
だから、子どもたちが幼稚園に行っている間は地震って発生しないイメージがあるんだよね。というと
えっ!3.11の時昼間やったやん。俺は鮮明に覚えてるよ。外来の患者さんがいて東北で地震が起きたみたいだとざわついていたことを、、、
私も夫も同じ大阪にいて幸い被害はありませんでした。
でも、時が10年も経つとあの時どんなことが起きたのか忘れていくのだな。
そんな記憶が曖昧な自分にショックを受けたと共に、娘たちは大震災を知らない世代だからこの子たちにも語り継いでいかねばという想いで、まずは私一人で映画を見ました。
映画「Fukushima50」(フクシマフィフティ)公式HP
※津波の映像が流れます
映画「Fukushima50」(フクシマフィフティ)予告
Amazon Prime Videoでダウンロードして、早朝娘が寝静まってる時に半分だけみて次の日にまた見ました。
下記の冒頭の7分の津波の映像を見るだけで、東日本大震災のことを思い出して辛くなる人は再生ボタンを止めていいと思います。
そして、また数十年後に自分の気持ちの整理ができた時でかまいませんのでご覧ください。また、今から書くことは映画の内容のネタバレになりますので、ネタバレが嫌な人はこのブログを読むのを辞めて、映画をまず見てください
映画『Fukushima 50』(フクシマフィフティ)本編冒頭ノーカット7分映像
冒頭のシーンを見るだけでも、歴史の先生が生徒たちに授業で見せてもいいぐらい津波の映像が忠実に再現されていると感じました。
学校の先生や地域の防災に取り組んでいる方はぜひ教材として無料でYouTubeで見れますので使用されるといいと思います。
私が一番印象に残ったシーンは
映画の50分29秒の5・6号機当直長 前田拓実 [吉岡秀隆]さんと福島第一原発1・2号機当直長 伊崎利夫 [佐藤浩市]さんの言葉
前田:「ぼくがいきます。1号機10年やってましたからAO弁がどこにあるのかどのバルブを開けば、全部頭に入ってます。あいつの性格は一番わかってます。」
平野:「ダメだ。俺より若い者にはいかせる訳にはいかね」
前田:「僕は1号に育てられたようなものなんです。プラントエンジニアになれたのも1号のアイツのおかげなんです。」
平野:「ダメだ」
伊崎:「原子炉は機械じゃねぇ~んだよな。子どもと同じでやんちゃな奴もいればおとなしい奴もいる。イチエフで一番手がかかるのは1号だ」
前田:「その通りです。この手でアイツを助けてやりたいんです。行かせてください」
このシーンを見て、この原発事故は最悪の場合東京を含む東日本は放射能汚染で人が住めなくなるという危機から奇跡的に原発の暴走を止めることができたのだろうなと感動しました。
機械に対して自分の我が子を助けてあげたいという想いで、自分の命を危険を顧みず、ふるさとをそして日本を守るために戦ったそれが「Fukushima50」と海外メディアで呼ばれた人たちの生き様だと感じました。
また、自分より若いもんにはいかせられないと一歩も譲ろうとしなかった平野さんの職場の仲間の想いや主人公の吉田所長
そして、民間人が戦っているのに自衛隊は帰れませんよ。
と残った自衛隊のみなさん
映画では出てきませんでしたが、どうすれば原子炉建屋に水を効率的に散布して冷却することができるのかを必死で考え、決死の覚悟で現場活動した消防隊員
そして、原子炉を冷やすために氷が必要だと、氷を製造販売してる会社の社長さんが生産した氷を全部政府が買ってくれるかわからないけど工場をフル稼働させて福島に氷を届けるだと働いていた人たちなどがニュースに出ていて
計画停電に協力して、飲食店や工場の営業をストップするなど日本中がとにかく、この危機を乗り越えるぞ
まだ、日本は終わらない。
未来の子どもたちが安心して住めるふるさとにする。
奇跡を起こすことができたのではないでしょうか
映画は映像がリアル過ぎて、胸が苦しくなるので見れないという方は下記の本を読まれるのもいいかもしれませんね。
死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発 (角川文庫) 門田 隆将
最後に、2021年はTwitterやネットの書き込みで
2001.9.11
2011.3.11
10年ごとに世界的な大災害が起きるという
2021年6月11日に地震か何か災害があると話題になりましたが、預言は外れました。
私もなんか嫌な予感がすると、備蓄や防災用品のチェックや家具の固定や心の準備をして備えていました。
こういう預言って、話題になればなるほど人々は私と同じように防災意識が高まり、備えの準備をし始めるため預言が外れるそうです。
少し、スピリチュアル的な話しになりますが一人一人の祈りが未来を変える。
人類は滅亡して、地球なんてなくなればいいだ
という想いの人が増えれば、破滅の未来に
未来の子どもたちが安心して住めるふるさとにしたい。
まだ、この世界に希望はある。
という想いの人が増えれば、未来は良い方向に進み、奇跡を起こすことができる。
人間にはそのような見えない力があるそうです。
そんなこと信じられないよ
という方は信じなくていいですよ。
ただ、私は6月11日今日何もなく子どもたちと楽しく過ごせた。最高の一日だった。まだ日本は終わらない。
だって、私が日本を終わらせないからこれから日本から自然と人類が共存できる社会を作ることができる
機械や植物がものではなく、魂がある。
八百万の神々があると信じている日本人ならそれができる。
と腑に落ちました。
少し怪しい話しになりましたが
非科学的なことは信じない人は
防災用品のチェックや避難所を確認することで助かる確率は上がる
これは間違いない事実なので、そこだけを信じてくださいね。
映画「Fukushima50」が見られる配信サイト 2022年6月地点
Amazon Prime Video 見放題配信
TSUTAYA DISCAS
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